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【基礎編】なぜ?夏こそ上げるべき代謝の話。

夏 代謝

こんにちは!

突然ですが、皆さんは「カラダの代謝」についてどのくらいご存知でしょうか?

例えば女性なら、ダイエットや冷え性などの話題によく出てくると思います。この代謝というもの、実は四季の中でも夏場が最も下がりやすいと言われています。

じっとしてても大汗をかく夏こそ代謝が上がるんじゃないの?なんてイメージを持たれている方が多いと思います。

そこで今回は、「夏こそ上げるべき代謝の話」をピックアップしていきます。

目次

寒い冬より暑い夏に代謝が下がりやすい理由とは?

なぜ 夏に代謝が下がる

普段、人が裸の状態で適温だと感じる気温は28〜32℃これを中性温領域と言うのですが、この温度帯より気温が低いと「寒い」と感じ、逆に気温が高いと「暑い」と感じます。

寒い冬、人は一定の体温をキープするため肝臓や特殊な脂肪細胞で熱を作り出し、カラダを小刻みに震わせて産熱して代謝を上げています。

一方の夏、裸で安静な状態で気温32℃までなら血流量を調節する事で体温を維持できます。それ以上になると汗腺を働かせて汗をかき、汗が蒸発する時の気化熱によって体温を下げています。

こうした血流の調節や発汗にもエネルギーが必要なので、代謝はそれなりに上がります。

ですが、筋肉や肝臓、特殊な脂肪細胞の熱産生に必要なエネルギーの方がより大きいので、冬に比べ夏の方が代謝が低くなりやすいのです。

代謝アップの鍵!体温調節の「感受性」

代謝を上げる 鍵

さて、冬の震えや夏の発汗はある意味、短期的な体温調節です。生き物には適応能力がある為、中性温領域を外れた環境にもうまく対応できます。

暑さ寒さを感じるのは脳にあるセンサーで、体温が37℃より下がれば上げる指令を出し、上がれば下げる指令を出します。

では、体温が36.9℃または37.1℃になった時点でそんなに都合良くシステムが稼働するのでしょうか?体温調節の感受性が高い人はそれがちゃんと稼働するのです。

この感受性が高い人の特徴として、1つが寒さでカラダが震える前に肝臓や特殊な脂肪細胞で熱を作り出せます。真夏にTシャツ1枚で過ごせる人はこのタイプです。

もう1つ、皮膚表面にドンドン血流を促して放熱し、カラダを冷やすことが出来ます。真夏でも汗一つかかない人はこのタイプです。

前者は「寒冷順化」、後者は「暑熱順化」と呼ばれ、体温調節の感受性が高い状態を指します。

この様に感受性を高める事が代謝アップの鍵となるのです。

血液量を増やして夏の代謝を後押し!

夏 代謝

それでは夏場、皮膚表面に血液を流し続け、体温調節の感受性を上げるためにはどうしたら良いのか?

方法は2つ、1つは心臓に静脈血を戻す為、下半身の筋肉を養う事。筋肉のポンプ作用で静脈血がたくさん戻ってくれば血流がスムーズになります。これは筋トレやウォーキングなどの持久運動を取り入れる事がマストと言えます。

2つ目は血液の量自体を増やす事。こちらも運動は必須で、運動後に乳タンパクと糖質の混合物を摂取すると更に効果的です。若者であれば1週間で血液が200cc増えたという実験結果もあるそうです。

運動後に牛乳もしくはプロテインを飲む事で体温調節機能、すなわち代謝がアップするということに繋がります。暑いからといってグダグダ寝転がってる場合ではありませんね。

まとめ

如何でしたでしょうか?

夏は代謝が下がる。これは生理現象なので仕方がない事です。でもだからと言って冷房の効いた部屋でダラダラ過ごしてばかりいるとどうなるか、ご想像出来るかと思います。

運動不足で筋肉が衰え、基礎代謝が低下する。やがて迎える食欲の秋、ドカ食いに走り行き場を失ったエネルギーが脂肪へと化す。なんて想像するだけで恐ろしい未来が見えてきそうです。

ですから、言ってみれば夏こそ運動で血液量を増加し、体温調節機能=代謝を上げるチャンス!

運動だけで無く、食事や生活習慣を工夫すれば、夏の代謝アップ強化、更には秋以降の代謝アップにも繋げることができるのです。

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